家族が亡くなってから慌ただしく時間ばかりが過ぎていきます。
長く苦しいガンとの闘病生活。最後まで笑顔を絶やさず強く生きた人でした。
「そっか…いないんだっけ…」という不安定な感覚も少しずつ薄らぎ、いつも通りの暮らしに戻りつつある今日この頃。
「あずきバーのお線香」をいただきました。
「冗談みたいなパッケージだな」と笑いながら1本。
ほんのり香る小豆の香りに不思議と忘れていた記憶が呼び覚まされます。
暑い夏の日の夕暮れ。
縁側で並んで食べた「あずきバー」。
マッチの煙は少しだけ花火の匂いがして、楽しい夏の思い出だけがよみがえりました。
そういえば、あずきバーが好きだったね。
仏教の世界では「死後の人間が食べるのは匂いだけ」と言います。
人間の肉体という縛りから解き放たれた世界では、もう病気で苦しむことも、お腹を空かせることもありません。食べ物の必要ない世界では「香り」だけを召し上がるということですね。
仏教の阿毘達磨倶舎論(あびだるまくしゃろん)という経典には「其多福者好香爲食」という記述があります。「死後、多福者は良い香りを食べる」という意味です。
多福者である私たちの故人には、好きだった香りのお供えが一番かもしれませんね。
「あれが好きだったね、こんなのもあるんだ」なんて探していると私たちも元気になりますし、それを見ている個人もきっと喜んでくれると思います。
カメヤマ 美味しい香りのお線香
全てお線香のお香にそれぞれのお菓子の香りが加えられたものなので、現実のお菓子とは少し違った香りにはなってます。お線香にほんのり合わさる懐かしい香りという感じ。
井村屋あずきバー線香
お線香にほんのりあずきバーの甘い匂いが合わさった優しい香りのお線香です。
ミルキーの線香
ペコちゃんアメの甘いあの香りがします。甘いものが好きだった方におすすめ。
サクマドロップス線香
サクマドロップス ミニ寸線香 (故人の好物シリーズ) 約10g×4種
昔ながらの缶入りドロップ。おじいちゃんおばあちゃんの時代から、誰もが1度は誰もが1度は食べたことのあるような有名なアメですね。「いちご、りんご、オレンジ、メロン」の4種類の香りが楽しめます。
あずきバーから始まって、今この3種類のお線香をうちで使ってます。まだ開封してないのは「いちごみるく」と「不二家ネクター」。香りが楽しみです。
サクマ いちごみるく線香
あのいちごみるくの優しい香りが線香から漂うなんて素敵ですね。
不二家ネクター線香
不二家ネクターも懐かしの味という方が多いですよね。ドリンクの不二家ネクターは1964年から販売されているそうです。「ぁぁ、なつかしいなぁ」なんて思ってもらえたら嬉しいですね。
美味しい香りの線香
上記の他にもカメヤマからこういったお線香も出ているようです。
懐かしいもの。子供が好きなリラックマ。個人の好きなものがお線香で選べると嬉しいですね。
え?ワンカップ大関なんてあるんですね。
お酒が好きだった方に、お酒をお供えするときには蓋を開けたり注いだりするものですが、お線香ならいつでもお供えすることができるので良いですね。
そしてカレーはどんな香りがするのでしょう(笑)
色々欲しくなってしまいます。
【クッピーラムネ、ワンカップ大関、ボンタンアメ、夕張メロンキャラメル】
【コーヒー牛乳、北のかおり ハッカ油、カレーの香り、すいか】
【リラックマ線香 2つのおいしい香り、コリラックマ線香 2つのアロマの香り】