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【タイガー炊飯器】炊きたて JPC-A100 レビュー最悪!?かまどご飯で育った私の意見

家電

旧家の竈(かまど)ごはんで育った私のレビュー

いわゆる炊飯器の高級モデルを不慮の落下事故で壊してしまい、急きょ奥さんが購入してきたタイガーの「JPC-A100」という炊飯器。お手頃な価格で美味しいごはんが炊けますので高評価でイチオシしてみます。手頃だったのでお試し購入しましたが、この価格でふっくらしたご飯が炊けるのとは「やりますね!タイガー魔法瓶さん」。タイガーの炊飯器を購入する場合JPC-A100は中級器に位置づけられると思いますが、これなら安心して本土鍋の上位機種を選択することができます。ちなみに購入したカラーはバーガンディ。家電量販店などで現物を見た方はお分かりだと思いますが通販などの商品写真とは良い意味で色味が違います。上品なデザインですね。


タイガー 圧力IH炊飯ジャー(5.5合炊き) バーガンディTIGER 炊きたて JPC-A100-RB

ところが各所の商品レビューの中には高い評価の中に「不味い、最悪」と言った意見も点在しており理解に苦しんでいるところです。せめてどんなお米を使っているのか、または比較対象となる炊飯器の機種などが挙がっていればヒントも得られますがそういった意見は見つかりません。「炊き加減が好みではない」という意見なら分からなくもないのですが「JPC-A100で炊いたご飯は不味い」というレビューは腑に落ちない。お粥のようなご飯になるという意見も常識的なお米の炊き方をした場合には考えにくいレビューです。

■逆に評価の良い製品が「パナソニック SR-SPX106」

パナソニック 5.5合 炊飯器 圧力IH式 Wおどり炊き スノークリスタルホワイト SR-SPX106-W

実際に食べましたが、確かに美味しいです。一粒一粒ツヤツヤしたご飯をいただけますね。色々な品種のご飯が堪能できます。この製品はお値段も上がりますがその価値があると思います。

かまどのご飯が懐かしい

不味いという評価ができるのは、米炊き仙人と呼ばれるような何十年も米炊き専門で技術を磨き上げたような人のご飯を毎日食べている幸せな人なのか。もしかした途方もなく間違えた方法でご飯を炊いている方なのか。はたまた運悪く初期不良の製品に当たってしまった方なのか。もし初期不良の疑いがあればメーカーに一報してみても良いかもしれません。いずれにしてもJPC-A100は良いご飯を炊く炊飯器の一つだと私は思います。

私は街の中に最後に残されたような本物の旧家で生まれ育ちました。垣根で外から遮断されていて外から見えるのは日本庭園。昔話のような蔵と古民家。実際に住んでたのはその奥の現代的なコンクリートの家なんですが、トレーニングを兼ねて雑木の薪なんかを割っていると、外からは昔話の世界なので「お風呂を沸かすの?」なんて本気なのか冗談なのか分からない好奇の眼差しで見つめられたりしました。さてかまどご飯のお話。実際、古い家はよく使われて土間のキッチンでは竈のご飯が頻繁に炊かれました。曾祖母がかまどのご飯に強いこだわりのある人だったので、私の祖母も母も飯炊き技術の習得には苦労したと思います。米どころの米農家の出身でお米には筋金入りにうるさい女性でした。男の僕らは男子禁制、ひたすら食べるだけ(笑)。一族の祭と餅つきのときだけは男にも活躍の場があったんですけどね。

かまどごはんは本当に美味いのか?

答えはYESであり、NOでもあります。かまどで美味しく炊いたご飯は最高ですが、美味しい飯炊きは簡単ではありません。かまどで美味しくご飯を炊くのは現代人の我々が想像する以上に大変な技術が必要なんです。かまどがあれば誰でもすぐに美味しいご飯が炊けるわけではありません。確かに、かまどは旧来の炊飯器で炊くようなベチャベチャしたご飯とは別物のふっくらモチモチしたご飯が炊きやすい傾向にはあるかもしれません。ですがお米の種類にお米のとぎ方、水の量、特に火加減を薪で調整するのには大変な経験が必要になるわけです。「はじめちょろちょろ、なかぱっぱ」のような説明で炊けるものではありません。

そんな大婆様が亡くなると、かまどの出る幕は激減しました。毎日、炊飯器のマズイ飯(失礼ですが)を食べていると何となく寂しい気持ちがした子供時代でした。実際、昔の炊飯器は今の製品とは比べ物にならない代物でした。今の炊飯器は各メーカー目覚ましい進歩を遂げていますね。しかも近年の炊飯器は著しく美味しいごはんを炊けるようになっています。

土鍋のご飯は美味しかった

何年もしたある日、友人の家で夕食をごちそうになった時にご飯の美味しさに驚かされました。どことなく懐かしささえ感じさせられたのです。ご飯を炊いてくれたお母さんの出身地もお米どころ。曾祖母とは地域が違いますが、やっぱり米どころの女性はご飯にはこだわりがあるものなんですね。お米が違うのは当然だと思いますが、あのふっくらモッチリとした食感にはお米の他にも違いがあるはず。ただご飯を食べてきただけの私でもさすがにそれには気付きました。美味しいご飯の秘密は土鍋だったんです。

タイガーの本土鍋炊飯器

家にある「JPC-A100」は土鍋コーティング。本土鍋ではありません。「熱流&熱封土鍋コーティング9層遠赤特厚釜」などと言うたいそうな呼び名をしていますが、上位機種のような本土鍋とは別物です。「JPC-A100」は本物の土鍋ではないにもかかわらず、安定してなかなかのご飯を炊いてくれます。それならタイガー魔法瓶のプレミアム本土鍋を使用しているという製品はどんなご飯を炊いてくれるのでしょう。大きな期待を抱いて比較サイトのレビューを見てみると、散々な評価が書かれていました。いったい何を信じればいいのでしょう(笑)

各メーカーに10万円前後する高級モデルがあり、わが家で「JPC-A100」の前に使っていた炊飯器も割とお値段は張る製品でした。ところが大したご飯は炊けなかったんです。好みの問題もあると思いますが、お米によって炊き加減が滅茶苦茶。ネチョネチョのご飯になる。かまどで炊くような甘味は出ない。冷めると途端に不味くなる。高ければ優秀なわけではないという良い例かもしれません。いったいタイガーの本土鍋の上位炊飯器はどうなんでしょう。「JPC-A100」が価格面でも性能面でも優秀なだけにかなり気になっています。

もう間もなくで新製品が登場するシーズンだと思いますが、今のタイガー製品で選ぶなら「JPX-102X」この機種になるのでしょうか。ここのレビューの評価はかなり〇〇〇っ!!?。これはいったいどうなんでしょう!?


タイガー 土鍋圧力IHジャー炊飯器(5.5合炊き) フロストホワイトTIGER THE炊きたて GRAND X(グランエックス)シリーズ JPX-102X-WF

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